キャリア

社会人3年目で伸びない人に採用側から見た共通パターン

この記事の結論

管理職として20人以上を見てきた俺が気づいた、社会人3年目で差がつく本当の原因を正直に書く。伸び悩む人には驚くほど共通したパターンがある。

目次

  1. 俺が「採用する側」になった経緯
  2. 採用側から見て、3年目で伸びない人に共通していたこと
  3. 3年目で差がついた人が「実際にやっていたこと」
  4. 社会人3年目で気づいたなら、まだ全然間に合う

採用する側に回ってわかったが、3年目で伸びが止まる人には、ほぼ同じパターンがある。


俺が「採用する側」になった経緯

副業でフリーランスをやりながら27歳で管理職になった。それ以来、中途採用の面接に関わる機会が増えて、気づけば3年で20人以上の採用・育成に携わってきた。

正直、採用する前は「3年目で伸びない人って、そもそも地頭が違うんじゃないか」と思っていた。でも実際に現場で見続けると、地頭の差じゃないケースのほうが圧倒的に多い。原因はほぼ決まっている。

これは「お前はダメだ」という話じゃない。俺自身も3年目のとき、ここに書くパターンをいくつか踏んでいた。だから余計に、早く気づいてほしいと思って書く。


採用側から見て、3年目で伸びない人に共通していたこと

「わかりました」で止めてしまう

最もよく見るパターンがこれだ。指示を受けたとき、「わかりました」で終わらせて自分の解釈を確認しない。

2年目までは「まだ慣れていないから」で許容されるが、3年目になると「自分でやり切れるはず」という周囲の期待値が上がる。そこで初めて、確認不足による手戻りのコストが可視化される

俺が面接でよく聞く質問に「仕事で一番失敗した経験は?」がある。3年目で伸びていない人の答えは、「認識がずれていてやり直しになりました」という話が異様に多い。そしてその原因を「確認しなかった自分」ではなく、「説明が不足していた相手」に置いていることもセットになっている。

「こなす力」を「できる力」と勘違いしている

3年目になると、日常業務はだいたい回せるようになる。ここが罠だ。

こなせるようになった業務を「もっと速く、もっと精度高く」やる方向に意識が向かわず、「こなせる=もう学べることはない」と無意識に判断してしまう

俺の部署に去年来た中途の人間で、前職3年の子がいた。スピードはそこそこ速い。でも「なぜこのフローなのか」「もっと効率化できないか」という発想が完全に抜けていた。本人に聞いたら「前の会社のやり方をそのままやってます」と言っていた。その瞬間、3年間何を学んできたのかが透けて見えた。

業務をこなせるようになった後に「構造を理解しようとしているか」が、伸びる人と止まる人の一番の分岐点だと思っている。

フィードバックを「評価」として受け取る

上司や先輩に指摘されたとき、それを「改善のヒント」ではなく「自分への評価点」として受け取るタイプがいる。

こういう人は、指摘された直後に防衛的な説明を始める。「それはこういう事情があって……」「一応確認はしたんですが……」。言い訳じゃなくて背景説明のつもりなのはわかる。でも受け取る側からすると、改善の意思より自己保護の意思が先に来ている人間に見える

採用面接で「前職での上司との関係」を聞くのは、このパターンを見るためでもある。「上司が理解してくれなかった」「評価基準が不透明だった」という話ばかりする人は、フィードバックを評価として受け取るクセがある可能性が高い。

副業・勉強・読書を「いつか始めるもの」にしている

これは採用面談より、今いる部下を見ていて強く感じることだ。

「勉強しようと思ってるんですよね」「副業に興味あって」という人間ほど、1年後も同じことを言っている。伸びている人は「先月からやってます」か「去年試してみて、向いてなかったのでやめました」のどちらかだ。

俺が副業を始めたのは25歳のとき、月3万円の案件からだった。最初の半年は本業との両立でボロボロだったが、その経験があったから管理職になってからも「現場感」を失わずに済んでいると思っている。3年目は、社内だけで完結するキャリアを組む最後のチャンスでもある。


3年目で差がついた人が「実際にやっていたこと」

週1回、自分の仕事を言語化する時間を作っていた

俺の部署で明らかに伸びたと感じる人間には、共通して「振り返りの習慣」がある。日報とか週報のことじゃない。「今週何を学んだか」を自分の言葉で書き出す作業だ。

これを続けると、同じミスを繰り返す頻度が目に見えて下がる。「あ、これ先月も同じパターンで失敗したやつだ」と気づけるからだ。

「次に活かす仮説」を1つ持ってフィードバックを聞く

上司に指摘される前に「自分はここが甘かったと思う」という仮説を持っておく。これだけで、フィードバックの吸収率が全然違う。

「言われたことをメモする」から「言われたことと自分の仮説を照合する」に変えるだけだ。

社外の人間と話す機会を意図的に作る

社内だけにいると、自分の市場価値が見えなくなる。勉強会でも、副業の打ち合わせでも、転職エージェントとのカジュアル面談でもいい。外の基準に触れることで、「自分は伸びているのか止まっているのか」が相対的にわかるようになる。


社会人3年目で気づいたなら、まだ全然間に合う

俺が最初に書いた「3年目で伸びない人のパターン」は、気づいた時点でほぼ全員が修正できている。問題は気づくのが遅れることだ。

「自分はちゃんとやってきた」という感覚があるほど、修正が遅れる。3年間の積み上げを否定したくないから、現状維持の判断をしてしまう。

でも採用する側から見て正直に言うと、3年目で「自分のパターンを言語化できて、それを直す動きをしている人」は、地頭や学歴より圧倒的に評価が高い。今気づいているなら、それだけで他の3年目と差がついている。

忖度なし厳選

入社1年目の教科書

“3年目でも読み直す価値あり。基本の解像度が上がって「こなす」から「理解する」に切り替えられる一冊。”

Amazonで確認する

※ Amazonアソシエイトリンクです

リブルス @libruce18

副業挑戦→管理職になった30代。転職・採用担当・年150冊読書。20代の自分に届けたかった話を書いています。