転職

採用担当が100人面接してわかった「5分で落とす人」の共通点

この記事の結論

採用担当として100人以上面接してきた俺が、実際に5分以内で「この人はない」と判断した理由を正直に話す。自己重要感が低い人の特徴と、面接官が本当に見ているポイントを体験ベースで解説。

目次

  1. 俺が採用担当になった経緯と、最初に気づいた違和感
  2. 採用担当が5分で感じる「自己重要感の低さ」、具体的にはこうだった
  3. 失敗談:自己重要感が高すぎた人を採って後悔した話
  4. 面接前にできる、自己重要感を「本物にする」3つのこと
  5. まとめ:採用担当が見ているのはスキルより「自分を信じてるか」だった

採用担当として100人以上と向き合ってわかったのは、落ちる人には「自己重要感の低さ」という共通点があるということだ。

これを読んでいるあなたが今、面接に悩んでいるなら、答えは「何を言うか」じゃなく「どう自分を扱っているか」にある。


俺が採用担当になった経緯と、最初に気づいた違和感

管理職になって3年目に初めて採用担当を兼務することになった。それまでは「面接される側」しか知らなかった。自分が受けてきた面接の記憶を頼りに、最初の数ヶ月は粛々と候補者と話していた。

で、気づいたことがある。

「この人を採りたい」と思う瞬間は、だいたい最初の5分で決まってる。

最初はその感覚を「なんとなく」で片付けていたんだが、50人、70人と面接を重ねるうちに、そのパターンが見えてきた。落ちる人には、スキルとは関係ない、ある種の「空気感」があった。

それを言語化したのが、「自己重要感の低さ」だった。


採用担当が5分で感じる「自己重要感の低さ」、具体的にはこうだった

誤解を避けておくと、自己重要感が低い=ビジネスマナーが悪い、じゃない。むしろ逆で、やたら丁寧で低姿勢なのに、なぜか印象が薄い人というのが多い。

「褒められ待ち」の話し方をしている

「〜なんですが、どうでしょうか…」「自分的には頑張ったつもりなんですけど…」という語尾が多い人。これ、俺は心の中で「承認欲求を面接官に向けてきてる」と感じてしまう。

面接は審査じゃなく会話だ。なのに「どうですか?よかったですか?」を目で訴えてくる人は、採用後に上司や客の顔色を常に読みながら仕事をするタイプだと直感的に判断してしまう。

実際、そういう人を採用したケースで、チームに入ったあとに「指示待ち」「報告が過剰」「承認がないと動けない」という問題が起きた。面接での印象は当たっていた。

自分の失敗を「環境のせい」にして終わる

「前職では上司との相性が悪くて…」「会社の方針が変わって自分のやりたいことができなくなって…」これ自体は事実としてあり得る話だ。

問題はその先で、「で、そのとき俺はこうした」がない人

自己重要感が高い人は、不利な状況でも「俺がどう動いたか」という主語が自分にある。自己重要感が低い人は、状況を語って終わる。自分が主人公になっていない。

俺がいちばん聞きたいのは「その状況でどうしたか」であって「なぜその状況が生まれたか」じゃない。

強みを聞いたとき、0.5秒の間がある

これは細かいが、100人見ていると本当にわかる。

「あなたの強みを教えてください」と聞いたとき、自己重要感が高い人は間を置かずに答える。自分の価値を普段から信じているから、「えーっと」がない。

自己重要感が低い人は、0.5〜1秒のあいだに「なんて言えばいいかな」という迷いが入る。この迷いは、「自分の強みを日頃から認識できていない」という証拠だと俺は見ている。

準備してきた言葉を探しているのか、本当に信じているものを言っているのかは、その間で大体わかる。


失敗談:自己重要感が高すぎた人を採って後悔した話

ここで正直に言っておくと、逆に「自己重要感が高すぎた」人を採って失敗したこともある。

30歳のBさん(仮)は、話し方も自信満々で、実績もしっかりあった。「この人は間違いない」と採用した。

だが入社3ヶ月で問題が起きた。チームの意見を全然聞かない。「自分のやり方が正しい」という前提で動く。結果、チームメンバーから不満が続出した。

俺が気づかなかったのは、Bさんの「強さ」が他者を尊重したうえでの自己信頼じゃなく、他者を見下したうえでの自己肯定だったこと。

この2つは面接では見分けにくい。見分けるには「チームで意見が割れたとき、どうしますか?」という問いが有効だと後から気づいた。

採用担当が本当に見たいのは、自己重要感を持ちつつ、他者の重要感も尊重できるかだ。これが難しい。


面接前にできる、自己重要感を「本物にする」3つのこと

対策を教えるとか、そういうつもりじゃない。ただ、俺が採用した「いい人材」たちに共通していたことを書いておく。

①自分の「得意なこと」を週1回、紙に書いている

面接でスラスラ強みを言える人は、普段から自分を観察している。日記でもメモでもいい。週に一度「今週うまくいったこと」を書く習慣がある人は、面接で詰まらない。

②「失敗→自分がどう動いたか」のセットで記憶している

失敗談を持っておくことは大事だが、そこに「で、俺はこうした」を必ずセットにしておく。これだけで主体性の印象が大きく変わる。

③面接を「審査を受ける場」だと思っていない

採用担当だって人間だ。いい人と話したいし、「この人と働きたいな」と思いたい。審査じゃなく「お互いに合うか確認する場」と捉えると、態度が対等になる。その対等さが、自己重要感として伝わる。


まとめ:採用担当が見ているのはスキルより「自分を信じてるか」だった

100人以上と話してわかったのは、面接で落ちる人はスキルが足りないんじゃなく、自分を信じていないことが態度に出てしまっているということだ。

逆に言えば、スキルが平均的でも自己重要感がしっかりある人は通る。実際に俺はそういう採用を何度もしてきた。

「面接が苦手」と感じているなら、話す内容より先に、自分が日頃どれだけ自分を大事にしているかを見直したほうがいい。そっちのほうが、よっぽど面接に効く。

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リブルス @libruce18

副業挑戦→管理職になった30代。転職・採用担当・年150冊読書。20代の自分に届けたかった話を書いています。